利益相反とは?

利益相反とは、外部との利益関係により、教育・研究に従事する者としての社会的責任と、外部との関係によって得る利益とが衝突・相反するため、大学の研究者として必要な「公正な姿勢」が損なわれる、または損なわれるのではないかと第三者から疑われることを言います。

利益相反は法的に何ら問題がない場合にも発生する状況であり、利益相反があるからといって、それ自体が問題とはみなされません。

重要なことは、利益相反があることを開示し、利益相反を適切に管理していくこと(利益相反マネジメントをすること)です。

利益相反にある状態(例):
受託研究/共同研究

受託研究/共同研究

利益相反マネジメントを行わなかった場合:
企業からの研究資金によって、研究成果にバイアスがかかったのではないか?と疑われる

発表/講演

発表/講演

利益相反マネジメントを行わなかった場合:
企業からの謝金によって、発表や講演にバイアスがかかったのではないか?と疑われる

研究不正と利益相反の違い

研究不正 利益相反
直ちに回避しなければならない状況 教職員や大学の産学官連携活動に伴い
日常的に生じうる状況
組織として再発防止策を立てなければならない 組織として情報開示やモニタリング等の利益相反マネジメントを行わなければならない

本法人の利益相反マネジメントの際の確認事項はこちら